ギター
肩と腕のリハビリにアコギを久々に引っ張り出してきた。
しかし、バンドを解散してから、エレキも含めほぼ2年近く弾いてないので、全然指が動きません。現在の課題は、この本。
南澤大介さんという方の書いたソロギターの調べです。
しかし、以前弾けた曲が全然弾けないのです。まぁ。地道に少しづつ、ゆっくりとやっていくことにします。リハビリとボケ防止を兼ねて。
ここで、私のギター遍歴を・・。
ギターを弾き出したのは、中学1年のときで、2才上の兄や兄の友達が弾いているのを見てからです。
「ギター弾けるってかっこいいな。女の子に持てそう。」というごく一般的な単純な発想でした。そして兄の友人が持っていたMorrisのギターが欲しくて欲しくて、お年玉をためて、確か1万円ちょっとで買いました。
がしかし、Morrisと思い買ったギターがMoralesだったのです。この時代は、アコギの最大メーカーMartinのロゴを真似ていたので、MorrisもMoralesも似たロゴでありまして中学生の私には瞬間わからなかったのです。
その後、友人に指摘されたのですが、後の祭り。そして、このギターはハズレでした。全く鳴らないのです。
そして、次に買ったのは、YAMAHAのFG-130でした。
(ネットから拝借)
この頃の、YAMAHAのギターはハイフン以下の数字が金額です。FG-130は13,000円。
このギターは、当たりでした。小さいのに音も出るし、本当にきれいな音でした。
時代は、フォークソング全盛期。兄たちは、岡林信康や拓郎をコピーしては歌っていました。私がそこそこ弾けるようになったときは、揚水、アリス、かぐや姫が全盛。でも、今のように、ネットにギターコード付きの譜面が有るわけでも無く、もちろんTAB譜なんてものは存在していません。明星とか平凡だとかの本に付いている楽譜が欲しくて、恥ずかしい思いをしながら購入したのを覚えています。(なぜが、そんな本を買うのは軟派っぽく感じたのです)
この頃に、Gibsonのハミングバードの言うギターを知り、その圧倒的なかっこよさに一目惚れ。しかし、当時で30万以上したのでは無いでしょうか。何せ、1ドル=360円のときですから・・。
中学生の私に買える由もありません。
そして、その時に出会ったのが、ARIAが出していた、ハミングバードのコピーです。
(ネットから拝借)
確か、3万円でした。農家の友人宅で、いもほりのバイト(3000円/日)をして、めでたく購入。このギターは、とにかく、このピックガードの鳥が素敵で飽きること無く眺めていました。そして、当時の中学生はソフトケースに入れて自転車で移動するのが当たり前の時に、この写真のようなハードケースを購入。あくまでも、格好の良さを優先したのです。
このギターは、高校卒業まで使いました。いいギターだったなぁ。
その後、大学、就職とギターとは程遠い生活をしばらく続けます。
時は流れ・・・・。
30半ばに、ふらっと入った釧路の老舗の楽器屋で、Morrisのギターを見つけます。
(ネットから拝借)
バックが樹脂のまるっこオベーションのコピーモデル。子育て真っ最中、小遣い1万円/月の頃です。確か4万円くらい、カードでボーナス払いだったと思います。
このギターも値段の割に鳴るギターでした。
そして、現在のギターは、同じくMorrisのF-61。
実はこのギターを買う時は、本当はMartin OOO−16を買いに行ったのです。
しかし、楽器屋で16を買うのなら、こっちの方が絶対良いと言われ、実際その場で、2台を弾いてもらい、音を確認して購入したのです。
トップは、スプルース単板、ボディはマホガニー単板。8万円。
とても弾きやすいギターです。
中学生のときに欲しかったMorrisのギターが今、手元にあります。
「モーリス持てば、スーパースターも夢じゃない」(谷村新司がやっていたCM)
やっぱり、夢だったなぁ。